初対面の人と会うとき、あなたはどんな印象を与えたいですか?
実は、第一印象の多くは見た目で決まると言われています。
心理学のメラビアンの法則によると、人はコミュニケーションをとる際、言葉の内容よりも、見た目や話し方といった非言語情報から多くの印象を受け取るそうです。
詳しくは、こちらの記事でも解説しています。
[👉 スムーズなコミュニケーションの秘訣とは?]
視覚障害者にとっては特に清潔感は重要
清潔感のある服装、整った髪型、明るい表情…。
これらは相手に好印象を与え、スムーズなコミュニケーションを築くための重要な要素です。
視覚障害者も例外ではありません。
見えない・見えにくいという状況が理解されにくく、第一印象がこれに左右されてしまう可能性がある中、清潔さや身だしなみが整っていると好印象につながる可能性があります。
一般社団法人 With Blindでは、視覚障害者の方々が身だしなみを整えるスキルを習得することの重要性に着目し、さまざまな講座を開催しています。
2025年1月14日には、資生堂ジャパン ソーシャルエリアパートナー 橋爪雅子さんを講師に迎え、オンラインによるスキンケア講座を開催しました。

本記事では、
✅ 視覚障害者にとって身だしなみを整えることがなぜ重要なのか?
✅ 講座の内容や参加者の感想
を詳しくご紹介します。
視覚障害者にとっての身だしなみ:自信と社会参加の鍵
自分の姿を鏡で見ることができない視覚障害者にとって、身だしなみを整えることは容易ではありません。
しかし、だからこそ、視覚以外の感覚を研ぎ澄まし、周囲のサポートを活かしながら整えることが大切です。
🌟 肌の質感、髪の手触り、香りの印象…。
これらを意識することで、自己認識を深め、自分らしい魅力を引き出すことに繋がります。
身だしなみを整えることは、自信や自己肯定感の向上につながるだけでなく、積極的な社会参加を促します。
- 身だしなみが整うと誰かに見せたくなる
- 身だしなみが整うと出かけたくなる
- 身だしなみが整うと好印象で就労のチャンスが高まる
- 身だしなみが整うと信頼度が高まりビジネスチャンスに繋がる
- 身だしなみが整うと視覚障害があっても工夫で乗り越えられることができる証明ができる
これは性別や障害に関係なく、誰にとっても重要なことです。
そうした背景から、With Blindは、視覚障害者の社会参加を促進するため、身だしなみを整えるスキルを学ぶ場を提供しています。
2025年1月14日に開催したオンライン講座では、資生堂ジャパンの橋爪雅子氏を講師に迎え、スキンケアの基本を学びました。
今後も、視覚障害者の社会参加を後押しするためのさまざまな講座を開催していきます。
オンラインスクールへの登録や、X(旧Twitter)のフォローもぜひお願いいたします!
講座の様子:五感をフル活用!身だしなみの基本を学ぶ
オンライン講座には、全国各地から多くの視覚障害者が参加しました。
講師の橋爪さんは、参加者の視覚障害の程度や生活習慣などを考慮しながら、丁寧に説明してくださいました。

🗣 「ファンデーションをつけるときは、優しく…」
🗣 「リフトアップをやってみましょう」


🗣 「もう少し上の方です。指先で軽く押さえるようにしてみてください。」

橋爪さんは、カメラに映る参加者の動作を一人ひとり確認しながら、具体的なアドバイスを送っていました。
参加者は、橋爪さんの言葉に耳を傾け、五感をフル活用しながら、
✨ スキンケアの方法
✨ ファンデーションの効果的な使い方
✨ 顔のリフトアップ体操
✨ 頭皮ケアの方法

などを学び、実際に体験しました
参加者の声:感動と喜びの声、続々!
講座終了後、参加者からは多くの喜びの声が寄せられました。
🗣 「丁寧な説明と実演で、とてもわかりやすかった。特に、パフを使ったファンデーションの塗り方や、頭皮ケア、リフトアップなど、普段なかなか学ぶ機会のない内容が良かったです。」(40代女性)
🗣 「オンラインでの講座は初めてで不安でしたが、先生が一人ひとりに声をかけてくださったので、とても心強かったです。」(20代女性)
🗣 「サンプルや教材が提供され、実際に体験できてよかった。手で触ってわかるラベルは、本当に助かります! どの化粧品かわかるので、安心して使えます。」(40代女性)
まとめ:私らしさを輝かせよう!
視覚障害者にとって、身だしなみを整えることは、自信を高め、社会参加を促進するための重要な鍵となります。
✨ 見た目を整えれば、誰かに会いたくなる。
✨ 見た目を整えれば、あなたへの印象も良くなり、就労機会が増えるかもしれない。
✨ 信頼度が高まり、ビジネスチャンスにつながるかもしれない。
特に、視覚障害者の状況は、見える人にとって想像しがたいことも多いものです。
不要な誤解や偏見によって機会を失うこともあるでしょう。
だからこそ、基本となる身だしなみを整えることが大切です。
性別や見た目の違いよりも、「清潔さに気を使っている」ということが伝わることが何よりも重要なのです。
少しでも好印象を与えることによって、機会損失を減らすことができるかもしません。
With Blindは、今後もさまざまな講座やイベントを通じて、視覚障害者の社会参加を支援していきます。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひWith Blindの活動にご参加ください!
あなたも、自分らしい美しさを発見し、自信に満ちた毎日を送ってみませんか?
視覚障害者がより快適に、自分らしく生活できる社会を目指して活動していきます。
応援やご寄付も、どうぞよろしくお願いいたします!