【見える人へ】視覚障がい者を見かけたらお願いしたいこと

日常

「目の不自由な人への声かけをお願いします」という言葉を耳にしたことありませんか?
でも、実際に声をかけることは難しいし、どうしたらいいかわからない人もいますよね。

そこで今回は、そんな心配や不安を払拭して、見えない人、見えにくい人を身近に感じてもらえるよう、見える人の声かけのポイントについて徹底解説します!
視覚障がい者が普段何を頼りに歩いているのかも学べますよ♪

”見える人”の心配や不安

ゆふ<br>(友人妻)
ゆふ
(友人妻)

視覚障がい者を街中で見かけることがあるけど、どういう風に声をかけたらいいんだろう。

しんば<br>(友人)
しんば
(友人)

よーすけといるから声をかけた方がいいことはわかってるんだけど、突然だと驚かせちゃうかなって心配になるんだよね。

ゆーな<br>(妻)
ゆーな
(妻)

私も、声かけようかなと思っても、見守ることしかできないことも多いです。

よーすけ
よーすけ

そうだよね。
そもそも、見知らぬ人に声をかけるって本当に勇気がいることだしね。
それに、多くの人は視覚障がい者に接したことがないと思うから、心配や不安がたくさんあるよね。

街中で視覚障がい者の方を見かけても
・何を声かけていいかわからない
・驚かせてしまうかも
・余計なことかもしれない
など、実際に声をかけられずにいる人は多いのではないでしょうか?

日常的に知らない人に声をかけることはないので、心配や不安がありますよね。

でも、視覚障がい者の方にとってはその勇気ある声かけに、助けられることも多いようです。
まずは、どのような場面で視覚障がい者が困ることがあるのかを紹介しますね。

外出時に視覚障がい者がサポートを必要とする場面

視覚障がい者にとって、見える人のサポートがあれば良いのにな・・・と思う場面は日常の中に多々あります。
是非このような場所を利用する場合は、周囲に目を向けてみましょう!

ホームドアがない駅のホームを歩くとき

ホームドアがない駅のホームは、視覚障がい者にとっても非常に危険な場所。
先日、ホームから転落した視覚障がい者のNEWSもありましたよね。
電車の乗車位置や、改札に向かう階段まで誘導したり、ホームの幅が細い場合には伝えてもらうと助かります。

音のない信号を横断するとき
視覚障がい者用に音を発する信号機も増えてきましたが、まだまだ全てに対応していません。
バリアフリーではない信号機に視覚障がい者がいたら、青か赤かを声で伝えましょう。

レジ等の列に並ぶとき
見えないと、列がどこまで並んでいるのか判別がつきにくいです。
「ここが最後尾です」「前に進みました」「次が貴方の順番です」など、声に出して伝えましょう。

お店で買い物をするとき
お店で視覚障がい者が迷っている様子があったら、欲しい商品を探すサポートや誘導に協力しましょう。
更に可能であれば、お店の中を一緒に回って、商品情報を教えてもらえると助かるようです。

空席を探すとき
空席を探すのも見えている人に比べて難義することも。どこが空いているか、方向や位置を声で伝えましょう。
「向かって2つ左横の席が空いていますよ」など、細かく伝えると見えなくても判断しやすいです。

初めての場所に向かう道中
通い慣れた道は心配ないようですが、初めて訪れた場所では、迷いやすいようです。
迷っている様子や、道を確認しながらゆっくり進んでいる様子がある場合は、声をかけてもらえると助かるそうです。

視覚障がい者へ声かけするときの5つのポイント!

◆タイミング

視覚障がい者を街中で見かけた際に、すぐに声をかける必要はありません。
視覚障がい者の中には、慣れている道を単独で歩きたいという人もいます。
そんな時は「立ち止まっているかどうか」「迷っている様子があるか」など、歩行の仕方や速度を見てください。

慣れている土地を歩く時や、一人で歩くことに慣れている人は、歩行がスムーズなことも多いです。
しかし、知らない土地や、一人で歩くことに慣れていない場合は、進みがゆっくりだったり、白杖で探るようにしておそるおそる歩いていることがあります。
迷っているかな、困っているかな・・・と感じたら、声をかけてみましょう。

◆アイコンタクトは通じない

見える人に声をかける場合は、「すみません」「何かお困りですか?」とアイコンタクトをとりつつ声をかけるはず。
しかし、視覚障がい者へのアイコンタクトによる声がけは、自分に声をかけられているか否かの確信が持てない。

そこで、「白い杖をお持ちの方」など、相手の特徴を口に出して声をかけてみてください。
視覚障がい者は、”自分に声をかけてくれているな”と確信できます。

◆「何かお手伝いできることはありますか?」が効果的

「大丈夫?」と聞かれたら、反射的に「大丈夫です!」と答えてしまいませんか?

見えない人も同じで、「大丈夫ですか?」と聞かれると、頼りたくても頼りにくくなってしまうことも
「何かお手伝いできることはありませんか?」と声をかけてもらえると、困っていることが小さなことでも、自分の心のうちを相談しやすいんです。

◆誘導方法を知らなくても大丈夫!

声をかけたいけど、誘導方法がわからない…と、不安に思う方はたくさんいるのではないでしょうか。でも、安心してください。

視覚障がい者の多くは、技術の高い誘導を求めてはいません。
安全に目的地にたどり着ければ良いんです!

また、声かけの際に「どのように誘導すればいいですか?」と聞いてみれば、視覚障がい者自身が歩きやすい方法を教えてくれ、お互いにコミュニケーションを取れますね。

◆サポートを断られる可能性も・・・

見える人と同じように、視覚障がい者の中にも様々な人がいます。
慣れた道なのでサポートが不要と思っている人、単独で歩きたい人、一人にしておいてほしい人…。
もし声をかけて断られた場合でも、相手の気持ちを尊重してくださると嬉しいです。

視覚障がい者にしないでほしいこと

次は、絶対にしないでほしいことをお伝えします。
見えても見えなくても、されて嫌なことはありますよね。
更に視覚障がい者の場合は見えない分、見える人以上に危険が伴います。
絶対にやめてくださいね。

押したり引っ張ったりしない

突然押されたり、引っ張られたりするとびっくりしてしまいます。
声もかけずに急に手を引くなど、何も言わずにそのようにすることは、やめましょう。

後を追いかけない

心配だからといって、視覚障がい者の後を追いかけてしまう気持ちはよくわかります。
しかし、視覚障がい者には、それを不愉快に思う人もいます。

皆さんの足音は、意外にも視覚障がい者によく聞こえています。
黙って後を追いかけサポートするよりも、見える人から声をかけた上でのサポートをしましょう。

無言の親切は、伝わらない

時々、無言で電車の座席を譲ってくれたり、手すりを教えてくれたりする人がいるようです。
嬉しい反面、見えないがゆえにその親切に気が付かないことも多くあるんです。

その気持ちは本当に嬉しいようなので、ぜひ声かけをしましょう。
無言の親切ではなく、声をかけることも合わせての手助けを!

扉の近くなど、乗り降りのために自分が決めた位置に立っていたい人もいるので、断られた場合は気持ちを尊重してあげればOK。
見える人同士の席の譲り合いも同じですね。

よーすけ
よーすけ

昔、駅員さんが無言で後をつけてきたこともあってさ・・・
自分が止まる度にその駅員さんの音も止まるから、怖くてさ(汗)
だから逆方向歩いてみたら、駅員さんが驚いていたことがあってね。
無言でも、見えない人は周囲の音を敏感に察知しているし、無言のサポートは不安だから、声かけはしてほしいな〜

ゆふ<br>(友人妻)
ゆふ
(友人妻)

そんなこともあるんだね(汗)
何にしても、まずは声かけ、無言はやめて!ってことだね!

誰でもできる!視覚障がい者の誘導方法

次は、簡単な誘導方法を紹介します。

★見える人の肘をつかんでもらい、見える人が一歩前を歩く

★階段やエスカレーターでは、上り下り、階段かエスカレーターかを教える
 狭い道でも同様に、「ここから狭くなります」と声をかけると良いです

視覚障がい者は誘導の際、肘から伝わる情報を頼りに歩いています。
肘が下がれば下りの階段、肘が上がれば上りの階段、肘が内向きになれば、狭い通路を歩いているという情報が伝わります。
声と一緒に意識してみてくださいね。

そして、見えても見えなくても様々な人がいるように、視覚障がい者によってニーズもいろいろ。
誘導の際には「どのように案内すればいいですか?」と本人に確認できると尚良いです。

視覚障がい者が歩行で頼りにする情報

視覚障がい者が歩行の際、声かけ以外に大切にしていることがたくさんあります。

触覚情報■白杖から伝わる情報
障害物や、階段や段差の有無、歩道か道路かの情報を杖から得ます。
■靴底からの触覚
点字ブロックの位置や、道路の情報(足場)を足裏から得ます。
■壁の情報
壁を頼りに歩行し、障害物を道しるべに、その道を頭に描いて歩いていることもあります。
音の情報■信号機・車・歩行者の音
音の鳴る信号機は、その情報を頼りに横断します。
音が出ない信号は、車の方向や、歩行者の足音を頼りに横断します。
■店の宣伝
お店で流れているアナウンスは、その店がどのような店なのかを知る重要な情報です。
視覚情報■看板のライト・点字ブロックの色
弱視の人は、看板の光、外灯、点字ブロックの色からも情報を得ます。

上記のような情報を頼りに、周囲の状況を把握しているんですね。
それでも、視覚情報がないがゆえ、全ての把握は難しい。

そんな時、周囲の人が声かけをしてくれることで助けられることが多くあるんです。
歩行で頼りにできる情報で一番安心するのは、見える人の声かけや誘導。
周囲の助けは何よりも嬉しいことなんです。

勇気を出して声かけしてみよう!

しんば<br>(友人)
しんば
(友人)

一人で歩きたい人もいるっていうのは盲点だった!
でも色々知れたから、気負わずまずは声かけてみようって思ったよ!

ゆふ<br>(友人妻)
ゆふ
(友人妻)

うんうん。
見える人はお年寄りへの声かけも躊躇する人も多いけど、まずは勇気を出して声をかけるってことの大切さを改めて知れたね!

よーすけ
よーすけ

見えない人は視覚情報がない分、体の感覚や周囲の音で判断することは多いけれど、声かけや誘導に勝るものはないなって感じるよ。
慣れている場所なら問題ないけど、知らない土地や危険な場所では本当に助かるんだ。

見えない当事者としても、見える人に声がけをお願いする努力や、視覚障がい者を知ってもらう努力は続けなきゃいけないなって思ったよ。

ゆーな<br>(妻)
ゆーな
(妻)

今度街で見かけたら、怖がらず声かけてみよーっと!

今回は、視覚障がい者への声かけポイントと、歩行の際、頼りにしている情報について紹介しました。
以下のサイトにもわかりやすく誘導方法が記載されていますよ!▼▼
https://www.nittento.or.jp/news/koekake.html

見えても見えなくても、困った時に助けてほしいと思う気持ちは同じ。
ぜひ、街中で視覚障がい者をみかけたら、気負わず声をかけてみましょう!

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