共働き夫婦のよーすけ家は、現在4か月になるクリームちゃんの子育て真っただ中。
先日は、クリームちゃんの誕生と視覚障害パパ視点の子育ての工夫を紹介しましたが、今回は、クリームちゃんと過ごす中で分かってきたことや、感じたことをざっくばらんに紹介したいと思います。
よーすけ家の夫婦の育児休業(休暇)の状況
①夫の状況
夫のよーすけは、クリームちゃんの誕生前後で次のような休暇・休業制度を使いました。
勤め先によって使える休暇・休業制度は異なりますので、私の場合として参考程度に記載します。
- パパの育児休暇(5日間)
- 配偶者の出産休暇(3日間)
- 有給休暇(5日間)
- 子の看護休暇(1日間)
- 育児休業(4か月)
②妻の状況
- 産前産後休暇(14週)
- 有給休暇(10日程度)
- 育児休業(1年間)
育児休業を取得する上で心配したこと
仕事を休業すると、何かと心配事が。
中でも、経済的不安、キャリアアップへの不安、周囲からの目線が気になっていました。
それぞれについて悩みを解決しようと試みたことも含め詳しく説明します。
①経済的不安
子どもを生むうえでの費用はとてつもない額になりますし、夫婦ともに仕事を休むとなると一番にお金の不安が出てきました。
なので、育児休業を取得するに当たっては、「育児休業手当制度」について調べました。
詳しくは厚労省のウェブページを見ていただくとして、
簡単に書くと、育児休業期間中は、働いていた時の給与の5割から7割程度が受け取れる制度です。
また、パパが育児休業を取得するタイミングによって、育児休業期間に差が出てくるようです。
手当がもらえることはわかったのですが、やはり育児休業を二人で取得してご飯を食べていけるのか心配でした。
その心配を払しょくするために行ったのは、ざっくりとした生活費のシミレーション。
私が参考にしたのは下記サイトですが、他にも算出してくれるサイトなどがありますので、よければ検索してみてください。
②キャリアアップの不安
私は4か月、妻は1年程度職場を離れてしまいます。
この間も同僚たちは頑張って働いていますので、その方々との差は開いていくばかり。
同期と同じく昇進できるのかという不安が付いてまわります。
視覚障害がある私は、キャリアアップについては人一倍の思いがあったので、育児休業がどのような影響を与えるのかはとても気になっていました。
「育児休業はキャリアアップの一つ」という考え方が根付いていない職場だったり、年功序列が根強く残っている職場だったりするとキャリアアップについては余計に不安を感じますよね。
そこで、よーすけが行ったのは、人事制度の確認と上司への相談でした。
具体的には、いつまで休むと昇進に影響してしまうのかを徹底的に調べました。
仕事の成果を出すことはできなくとも、在籍期間によって昇進が決まる部分だけは阻止ししたいと思ったからです。
③パパに対する周囲の目
日中の平日に公園や町中を歩いていて感じるのは、ベビーカーを押しているのがママばかり。
そして、地域の子育てサークルの募集を見ていても、ママが対象のものばかりが目につきました。
残念ながら、ママの中に飛び込む勇気は出ませんでした…
まだまだパパが育休を取得する風土は根付いていないんだと実感した瞬間です。
そして、長期間の育休は男性としてはまだまだ浸透していないようで、数人から「父親が育児休業を長期でとるなんて、余裕のある職場でいいね」という言葉をもらいました。
「余裕があるから育児休業を取得するのではないんだけどな…」と心の中で思いつつも、与えてもらった時間をかみしめることにしました。
クリームちゃんと4か月接して分かったこと
①成長を実感できる楽しさがある
毎日が成長の連続で、見えていなくてもそれを感じることができる瞬間が。
- 縦抱きが心地よくなったり
- 声を出しておしゃべりをし始めたり
- 首を自分で持ち上げられるようになったり
- くすぐりに笑い声を出すようになったり
上述したこと以外にも、成長を実感できる出来事が毎日にちりばめられているので、飽きることはありません。
②子育てに休みがない
育児をしていてまじまじと実感したのは、子育てには休みがないということ。
赤ちゃんの仕事は、泣きたいときに泣いて、出したいときに出して、飲みたいときに飲んで、寝たいときに寝ることです。
大人との違いは、ある程度サポートが必要だということ。
なので、父親も母親も集中していても、寝ていても、24時間いつでもクリームちゃんに呼ばれれば行かなければ!
仕事とは異なり、自分でコントロールできないんだなということを痛感。
③趣味や勉強に費やす時間を確保しづらい
育児は1日が過ぎるのがとても早いです。
あっという間に時間が過ぎるので、朝がきた!って感じていたら、あっという間に夕暮れだ!となります。
それだけやらなきゃならないことが育児にはたくさん。
突発的なことも多くあるので、あわただしい日も。
「これだけのことをママ一人でやるとなると、大変だ」と日々実感しています。
おそらく自分一人だと限界に達していたように思います。
また、育児休業を取得する前は、パパの仕事なんてそんなにないし、「時間の合間に趣味や勉強をしよう!」と企んでいたのですが、その望みはあまり叶うことはありませんでした。
私自身の時間の使い方に原因があるのかもと思うのですが、育児は本当に大変です。
一方、パパでもやれることは多くありますし、クリームちゃんと接していて日々の変化や反応から学ぶこともたくさん!
総合的には、今でも育児休業はとってよかったなと心の底から感じています。
まとめ
以上、育児休業の途中経過をまとめてみました。
視覚障害があっても、工夫次第で育児に取り組めることは前回お話ししたところですが、今回は育児休業前後に、新米パパとして感じていたことを書いてみました。
これからの新米パパや視覚障害パパ、そしてその周囲の人たち、これから結婚をしようとしている人たちに届けば嬉しいです。