視覚障害者に超おすすめ!Airpods pro(ワイヤレスイヤフォン)のシーン別便利機能!

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アップル製品が大好きなよーすけ。

とある調査では,視覚障害者のスマホユーザーのほとんどがアップル製品を使っているとの結果もあることから、With Blindでもこれまでもアップル製品や機能を記事にしてきました。

今回は、視覚障害者視点で「Airpods pro」(ワイヤレスイヤフォン)の使い心地について紹介したいと思います。


Apple AirPods Pro ワイヤレス充電対応

低価格モデルのAirpodsも使っていたので、その比較なども紹介します!

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Airpods proとは

アップル製品であるAirpods pro。

商品の紹介は公式ページに譲るとして、ここでは視覚障害がある私にとってなぜ便利なのかを紹介していきたいと思います。

AirPods Pro(第2世代) - 仕様
AirPods Pro(第2世代)の詳しい仕様を紹介します。

視覚障害者に便利な操作性

①Airpodsとの違い

Airpodsを使っていた私にとって、Airpods proの操作は当初戸惑いました。

Airpodsは耳に装着しているイヤフォンの側面をタップすることで、音楽を再生したり、早送りしたりすることができます。

一方、Airpods proはイヤフォンの根本のグリップのような部分を指でつまむことにより上記の操作ができます。

購入当初の何も知らない私は、何回もAirpods proの側面をタップしていました。

何も反応しないため、「故障なのかな?」と勘違いしていたため参考までに書きました。

②Voiceoverでの操作性

Airpods proをイヤフォン代わりにして、視覚障害者向けのスクリーンリーダで操作したときの操作性には正直驚きました

これまでAirpodsを含め安価なBluetoothイヤフォンを何個も購入していて、そのたびにがっかりしていたのがこの操作性。

ボイスオーバーは、iPhoneの画面をタップするとその部分に何が書かれているか等を合成音声で読み上げる視覚障碍者向け機能。

これまでは、ワイヤレスイヤフォンだと反応が遅いことが多々ありました。

有線のイヤフォンだとタップしてから音声が読み上げられるまでの時差について気になることはなかったのですが、Airpodsやその他のBluetoothイヤフォンだとその時差が気になっていました。

私はせっかちなので、画面に表示される情報を瞬時に入手したいと常々感じていました。

そんな私は、画面を触っても音声読み上げの反応が遅いとイライラしてしまうんです。

また別視点ですが、町中や電車の中で、いちいち有線イヤフォンをiPhoneに接続するまどろっこしさを感じていました。

それだけに、反応が早いワイヤレスイヤフォンを渇望していたんです!

今回プレゼントされたAirpods proは、タップしてから音声読み上げがなされるまでの時差はほぼ気にならないレベルになりました。

もっとも、ワイヤレスイヤフォンでゲームなどをしようと思っている人にとっては、わずかな時差も気になると思うので、そういった方々にはおすすめしがたいですが、通常の利用であれば問題なくボイスオーバーで使えるのでおすすめです。

シーン別使いやすさ

①家で集中したいとき:ノイズキャンセル機能が便利

ノイズキャンセル機能は周囲の音を遮断して、Airpods proから流れてくる音に集中できる機能です。

これは視覚障害者特有の便利機能ではないのですが、家などで集中したいときに、耳栓代わりにAirpods proを使うのも手だと思ったので書きました。

ボイスオーバー(voiceover)を使いながらiPhone等で文章を書いたりしている際にも、ノイズキャンセル機能で集中できるので活用しています。

②電車の中:外部音取り込みモードが便利

外部音取り込みモードとは、外部の音をAirpods proで取り込みつつも、Airpods proから流れてくる音楽なども聞こえるようにした機能です。

電車の中では、アナウンスにより下車駅を確認している視覚障害者も多いのでは。

かといって、電車の中でも音楽を聞いたり、耳で本を読んだりしたいという思いもあるのではないでしょうか。

そんな時に、外部音取り込みモードはとてつもなく便利です。

両方の音をまんべんなく聞くことができるので、アナウンスや周囲からの声掛けに気が付かないことは少なくなるはずです。

Airpodsにはない機能なので、Airpods proを購入するきっかけとして参考になれば嬉しいです。

③ジムでのトレーニング中:トレーニングによって使い分ける

ジムで体を鍛えている視覚障害者もいるのではないでしょうか。

ジムでは、健常者だとテレビの画面を見ながらランニングをしたり、雑誌を読みながらトレーニングをしたりする姿をよく見かけます。

視覚障害がある私も、同じように「ながらトレーニング」を安全にしたいと思い、Airpods proを利用しています。

室内バイクやストレッチなど絶対的な安全が確保できる場合には、Airpods proのノイズキャンセル機能で集中。

ランニングなど体を激しく動かすようなトレーニングでは、外部音取り込みモードを使い、周囲に注意を払いながらも、ながらトレーニングを楽しんでいます。

④アップルウォッチの運動記録をAirpods proで確認

普段のトレーニングではアップルウォッチのワークアウト機能でトレーニング記録をとっています。

ジムのマシーンには、トレーニング記録を表示するものもあるのですが、それが見えない視覚障害者にとってはアップルウォッチの運動記録は便利です。

ただし、アップルウォッチの記録をトレーニング中に確認するのはなかなかの危険。

アップルウォッチの音量は最大にしても小さいため、耳に腕を近づけなければ聞こえない場合が多々。

走っている最中にそのような動作ができない場合が多いです。

そこで活躍するのがAirpods proです。

Airpods proをアップルウォッチとBluetoothで接続しているので、耳に装着していれば瞬時に記録が読み上げられます。

今何キロ走ったか、どの程度負荷のあるトレーニングを行えたかが確認できるので便利。

まとめ

今回は、クリスマスプレゼントにもらった嬉しさをばねにAirpods proの良さを視覚障害者視点で書いてみました。

Airpods proの購入を検討している方、ボイスオーバーで時差なく使えるワイヤレスイヤフォンを探している方の参考になれば嬉しいです。


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With Blindでは視覚障害者向け、そしてその周囲の人向けにオンラインスクールを提供しています。

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そして、視覚障害者を含むメンバーで「見えても、見えなくても」をコンセプトに日常や視覚障がいに関する記事を書いています。

その中でも「見える人へ」の記事はぜひ多くの方に読んでいただきたい記事になるので、多くの方に届く協力をよろしくお願いします!

この記事を書いた人
ようすけ

With Blindの視覚障がいがある、ちょっと面白い(本人談)男性

年齢:30代
出身地:大阪府
好きなもの:アイス、ポテチ、揚げ物、カルピス(←そのためちょい太りぎみ)

中学生の頃、病気で目が見えなくなるが、その後1人で世界一周旅行をするなど、人生をenjoyしている。
普段はブラインドサッカーを楽しむ。
夜は10時に寝て朝5時に起き、出勤途中でスタバでコーヒーを飲むという、なんちゃっておしゃれを楽しんでいる。

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