この記事でわかること
視覚障害者と点字トランプで大富豪を遊ぶ方法、手札の並べ方、カードを出すときの声かけ、配るときの工夫がわかります。
点字トランプを使って大富豪をするときは、カードの数字を触って確認する時間や、場に出たカードを声で共有する工夫が役立ちます。
この記事では、With Blindのメンバーが実際に遊んだ体験から、見える人と見えない人が一緒に楽しむための3つのポイントを紹介します。点字を使わない人もいるため、遊ぶ前に本人が確認しやすい方法を相談してください。
点字トランプの仕組みや価格は、点字トランプの説明編で紹介しています。
最初に大富豪のローカルルールを確認
大富豪には、革命、8切り、縛り、都落ち、スペードの3返しなど多くのローカルルールがあります。使うルールが多いほど覚える情報も増えるため、ゲーム前に採用するルールとカードの強さを全員で確認しましょう。初めて一緒に遊ぶときは、基本ルールから始めると進行がわかりやすくなります。
参加者が確認しやすいカードを準備

(友人)
よーし!トランプやろーぜー!

(妻)
いいですねー。何やります?

もちろん、大富豪でしょ!

(友人妻)
大富豪おもしろいよねー!
前回の記事でも紹介しましたが、点字トランプは一般のお店ではなかなかお目にかかれません。
見えない人が参加者にいる場合は、前もって準備しておいてくださいね!
「点字トランプ」の購入方法や価格などは、前回記事も参考にしてみてください▼▼

見えない人と大富豪をする時のポイント
点字トランプを使って、大富豪。
視覚障がい者とプレイする場合は、ちょっとした配慮・工夫でよりみんなで楽しめるようになりますよ!
今回は私たちがいつも実施しているポイントを紹介しますね。
ポイント1:手札を確認しやすい順番に並べる

(友人)
よーすけ、準備できた?

もうちょい待ってー。今3から順番に並び替えているところ!
大富豪の展開は早く、ついていくためには自分の手札をあらかじめ順番に並び替えておくことがおすすめ。
視覚障がい者は、トランプの数字やマークを把握するために、カードの点字を読み取る必要があります。
でも、手札がバラバラの並びのままでは、カードを選ぶことに時間がかかってしまう・・・
適切なタイミングで出しそこなってしまわないように、事前準備が大事です。
ゲームが始まる前にはみんなで配慮して、順番を並び替える時間をつくりましょう。
これなら、見える人も見えない人も、よりスムーズにゲームを楽しめますよ!
よーすけが並び替える様子を、動画でご紹介〜▼▼

(友人妻)
よーすけくんも並び替えるんだ!配られた瞬間に手札をすべて記憶してると思ってた。

マジシャンじゃないんだから(笑)
でもそれできたら、もっと人生変わってたと思う。
ポイント2:出したカードと効果を声で共有する

(妻)
ハートの6!

(友人妻)
ハートの9!縛りー!

ここで縛るかぁ〜。んー、ハート・・・パス・・・。
プレイヤーはカードを出すとき、数字と枚数を声に出しましょう。スート(マーク)がルールに関係する場合は、スートも伝えます。「8を1枚、8切り」「同じマークで縛り」のように、発生した効果まで共有すると場の状況が分かりやすくなります。
場のカードを毎回触って確認すると、ゲームの流れが止まったり、並びが崩れたりします。声で共有すれば、見えない人だけでなく、全員が現在のカードとルール効果を確認できます。
ポイント3:配る・シャッフルする役割を決めつけない

(友人)
よし!ダイヤの12であがりー!よーすけの負け〜
負けた人がカード配ってね〜♪

げー。また負けちゃった。
次は絶対に勝つように念を込めてシャッフルしよ。
見えないと、トランプってシャッフルできるの?配れるの?
そう感じてしまう方もいるかもしれませんが、心配ご無用!
慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、周囲と同じように体験できることが何よりも大切。
視覚障がい者本人が配れる・配りたいのであれば、ぜひお願いしてみてくださいね!
メンバーのよーすけはトランプゲーム大好きで慣れっこなので、めちゃくちゃスムーズ(笑)▼▼
まとめ|参加者に合わせて情報を共有しよう
点字トランプがあれば、点字を使う人と同じカードで大富豪を遊べます。さらに、手札を整理する時間を取る、出したカードと効果を声で伝える、ローカルルールを事前に確認すると、ゲームの流れを共有しやすくなります。
大切なのは「視覚障害者にはこの方法」と決めることではありません。点字、拡大表示、読み上げ、カードスタンドなどから、参加者本人が使いやすい方法を一緒に選びましょう。


