視覚障害者と東京ディズニーリゾート|楽しみやすいアトラクションと支援【2026年版】

旅行・お出かけ

9月に、東京ディズニーシーに行ってきました。

今回とてもよかったのが、ミッキーやミニー、ダッフィーとのグリーティングです。白杖を持っている私に、頭や顔を触らせてくれたり、丁寧に握手をしてくれたり。キスも積極的にしてくれて、うれしかったです。

一方で、楽しみにしていたアトラクションの中には、正直「あまり楽しめなかったな」と感じたものもありました。ピーターパンやソアリンのように、映像を見ることが中心のものです。

私は全盲です。「見えなくてもディズニーって楽しいの?」と聞かれることがありますが、もちろん楽しいですよ。ただ、何を面白いと感じるかは、見える人と少し違うのかもしれません。

今回は9月の感想に加えて、これまで乗って楽しかったアトラクションや、音声ガイドなどのサポートも紹介します。ご自身が行くときにも、視覚障害のある家族や友人と出かけるときにも、参考になればうれしいです。

体験談は全盲である私個人の感想です。施設・サポート情報は2026年9月確認。写真は施設を紹介するための画像で、今回の訪問時に撮影したものではありません。

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この記事の内容

ミッキーやミニーに会う楽しさは、見えなくても変わらない

キャラクターグリーティングは、キャラクターと直接会って、触れ合ったり写真を撮ったりできる時間です。見える方は表情やポーズも楽しめるのでしょうが、私には、手を取ってもらうことや触らせてもらうことが、何よりわかりやすい交流でした。

今回、ミッキーやミニーは、白杖を持つ私に頭や顔を触らせてくれました。握手も丁寧で、キスもしてくれます。こちらが見えていないことをわかったうえで、どうしたら伝わるかを考えて接してくれているように感じました。ダッフィーも同じです。

写真だけでは、私はその場でキャラクターの様子を確かめられません。でも、実際に触れ合えると、会えたことを自分で実感できます。同行者に「今、こうしてくれているよ」と説明してもらわなくても、楽しめる場面がある。これはかなりうれしいことです。

少なくともキャラクターと会っている間は、見えないことによるハンディをあまり感じませんでした。ディズニーに行く予定があるなら、アトラクションだけでなく、ぜひグリーティングの時間も入れてほしいです。

もちろん、今回とまったく同じ対応が毎回あるとは限りません。触れ合いを希望するときは、見え方や、どうしてもらえるとうれしいかをキャストに伝えてみてください。

会えるキャラクターや時間は施設ごとに異なります。お目当てのキャラクターがいる場合は、シーのグリーティング一覧を確認しておくと、当日の予定を立てやすくなります。

ピーターパンとソアリンに乗って感じたこと

キャラクターとの交流がよかった分、映像中心のアトラクションでは、情報が伝わってこないことが気になりました。乗り物は動いているし、音も聞こえる。でも、何が起きているのかわからないのです。

ピーターパンのネバーランドアドベンチャー|何が起きているかわからないまま揺れていた

岩場と緑に囲まれたピーターパンのネバーランドアドベンチャーの入口
ファンタジースプリングスにあるピーターパンの入口。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーシー/ファンタジースプリングス/約6分

ピーターパンやティンカーベルと一緒に、フック船長たちからジョンを助けに行くアトラクションです。ゲストはロストキッズの仲間になり、ボートに乗って冒険に出ます。3Dのゴーグルをかけて楽しむ仕組みで、私もかけて乗りました。

ただ、音だけを聞いていても、今どんな場所にいて、誰が何をしているのか、つかむのが難しかったです。乗り物が揺れたり向きを変えたりしても、その理由がわからない。

言い方はよくないかもしれませんが、私には「なんだか揺れているアトラクションに乗っているだけ」という印象でした。あまり楽しめなかった、というのが率直な感想です。

私はスピードや落下を感じるアトラクションは好きです。だから、動けば楽しめると思っていたのですが、そう単純でもありませんでした。映像に合わせた動きは、映像の内容がわかってこそ面白いのだと思います。

乗る前に「ジョンを助けに行く話だよ」と知っておくと、話の大筋はつかめます。それでも、乗っている最中の場面までは追えません。誰が近づいてきたのか、何から逃げているのか。そのあたりを音声で補ってもらえたら、私の感想も変わりそうです。

身長102cm以上で、乗り物に1人で座って姿勢を保てることが利用条件です。回転する動きがあり、乗り物に酔いやすい方への案内も出ています。ランドの「ピーターパン空の旅」とは別の施設なので、調べるときは名前を確認してください。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

ソアリン:ファンタスティック・フライト|風や香りは面白い。でも景色はわからない

青いドームと石造りの正面入口があるファンタスティック・フライト・ミュージアム
ソアリンの舞台は、空を飛ぶ夢を扱う博物館。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーシー/メディテレーニアンハーバー/約5分

ソアリンは、空飛ぶ乗り物「ドリームフライヤー」で、世界の名所や大自然を巡るアトラクションです。舞台は、飛行に関する展示を集めたファンタスティック・フライト・ミュージアム。博物館の特別展から空の旅へ出発する、という設定です。

こちらも映像が中心ですが、ピーターパンとは少し違う感想でした。風が吹き、香りもして、音も楽しめます。見えなくても感じられるものがいくつかあるので、その変化は面白かったです。

ただ、「今は何が見えているの?」という疑問は残りました。どんな景色で、どんな雰囲気なのか。風やにおいだけでは、そこまではわかりません。

景色の中を飛んでいる人と、風や音を感じながら乗っている私とでは、受け取っているものにかなり差がある気がします。何も楽しめないわけではないだけに、説明があればもっと面白いのに、と感じました。

たとえば、場面が変わったときに、場所と目の前の風景を短く教えてもらえたらどうでしょう。音楽を聞きながら、その場所を想像することはできそうです。ずっと説明してほしいというより、今いる場所がわかるくらいの案内がほしいのです。

ソアリンも身長102cm以上で、1人で座って安定した姿勢を保てることが条件です。高い場所や乗り物酔いが苦手な方は、公式の利用案内も読んでから選んでください。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

これまで乗って楽しかったアトラクション

ここからは、以前の記事でも紹介した、私の好きなアトラクションです。振り返ると、スピードや落下を体で感じられるものが多いですね。絶叫系が好きかどうかは人それぞれですが、私はこうしたものだと、見える友人や家族と一緒に楽しめています。

スプラッシュ・マウンテン|音楽を聞いていたら、最後は大きな落下

緑に覆われた岩山の滝を、丸太形のボートが下ってくるスプラッシュ・マウンテン
丸太形のボートで進む水の旅。終盤には滝つぼへの落下が待っています。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーランド/クリッターカントリー/約15分

丸太形のボートに乗って進むアトラクションです。水の流れる音が聞こえ、キャラクターの会話や陽気な音楽も楽しめます。最後の落下が有名ですが、それまでの時間にも耳を傾けるものがあります。

見える人には、登場するキャラクターの姿や、暮らしている場所の様子もわかるのでしょう。私は全部の場面を把握できるわけではありませんが、音楽や水音を聞きながら進む感じが好きです。

そして滝つぼへのダイブ。ここは、見えるかどうかに関係なくスリリングです。景色を見ていなくても、落ちる感覚はしっかりわかります。ゆったり音楽を楽しむ時間と、体が反応する瞬間の両方があるのが面白いところです。

身長90cm以上などの利用条件があります。落下が苦手な方には向きませんが、音楽だけの乗り物では物足りない、という方には候補になりそうです。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

センター・オブ・ジ・アース|加速と風が、とにかく気持ちいい

火山の岩場を走る地底走行車を写したセンター・オブ・ジ・アースの紹介画像
地底を探検する乗り物。終盤には急な加速があります。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーシー/ミステリアスアイランド/約3分

プロメテウス火山の中にある、ネモ船長の研究施設から地底探検に出かけます。地底走行車に乗って進み、途中で予期せぬ危険に遭遇する、という話です。

地底の美しい景色は、全盲の私には見えません。ただ、急に速くなる動きや、先が読めない展開は体でわかります。外に出たときに風を感じるのも、印象に残っています。

公式に案内されている最高速度は約75km/h。約3分という短い体験ですが、スピードを楽しみたい私には、満足感のあるアトラクションです。

乗る前に「地下の研究施設から探検に行く」と聞いておけば、なぜこの乗り物に乗るのかも想像しやすくなります。見える同行者には、待っている間の建物や研究道具など、目についたものを少し教えてもらうのもよさそうです。

身長117cm以上などの条件があり、暗い場所や大きな音、怖いキャラクターの演出があります。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

タワー・オブ・テラー|乗る前から怖い。落ちる瞬間は、もっと怖い

赤茶色の外壁と高い塔を持つ、タワー・オブ・テラーのホテルの外観
舞台は、いわくつきのホテル。見学ツアーの先にエレベーターが待っています。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーシー/アメリカンウォーターフロント/約2分

不気味なホテルを見学するツアーに参加し、エレベーターに乗り込むアトラクションです。乗り物が動き始める前から、案内や音の演出で、だんだん怖くなってきます。

見えないと、仕掛けのすべてがわかるわけではありません。それでも、不穏な雰囲気は伝わってきます。そこからの急下降は、やはり怖い。落ちる瞬間の感覚は、目で見る説明がなくても十分です。

映像の細かな展開を追うよりも、緊張しながら待ち、落下に驚くことを楽しむアトラクションだと、私は感じています。

「怖いのが平気」と「落下が平気」は、また別の話です。一緒に行く人とも、どのくらいの怖さなら楽しめそうかを話しておくとよいと思います。身長102cm以上などの利用条件があります。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

以前のスペース・マウンテン|暗闇を走るスピードが好きだった

暗い空間で光の筋に囲まれて走る、以前のスペース・マウンテンの乗り物
以前の記事で紹介していた施設の画像です。当時のスペース・マウンテンは閉鎖済み。 画像引用:東京ディズニーリゾート/運営会社(紹介用画像)

以前の記事でおすすめしていたスペース・マウンテンも、速さを楽しめるアトラクションでした。上下左右に揺れ、次にどちらへ動くかわからない。宇宙の景色が見えなくても、その予測できなさが面白かったです。

ただし、当時の施設は2024年7月31日にクローズしています。今乗れるものとして残してしまうと紛らわしいので、ここは思い出としての紹介です。新しい施設については、実際に乗る機会があれば、あらためて感想を書きたいですね。

当時の施設のクローズに関する公式発表(PDF)

仲間と挑戦するゲームも面白い

乗り物ばかりでなく、ゲームのお店も楽しかったです。狙う場所が見えないので、1人では難しいところもありますが、仲間やキャストの声を頼りに挑戦できます。

ジャングルカーニバル|東京ディズニーランド

ジャングルカーニバルで、穴の開いた的に向かって丸太を飛ばすゲームに挑戦する人たち
丸太を飛ばすゲームの様子。狙う位置を言葉で共有すると挑戦しやすくなります。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

アドベンチャーランドにあるゲームのお店です。以前遊んだときは、穴を狙って丸太を飛ばすゲームと、ボールを転がすゲームがありました。

的の位置を教えてもらったり、飛ばす方向を相談したり。うまくいくかどうかも含めて、その場で一緒に楽しめるのがよかったです。見える人と同じやり方でなくても、参加する方法はあるのだなと思います。

現在の公式掲載料金は700円で、パークチケットとは別料金です。スタンバイパスが必要になる場合があるので、入園後にアプリで確認してください。

ゲームの料金・利用案内(公式)

アブーズ・バザール|東京ディズニーシー

アブーズ・バザールの店内で、ボールを使うゲームに参加する人たちとキャスト
アラビアンコーストのゲームのお店。写真に写る景品は現在のものとは限りません。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

こちらはアラビアンコーストにある、『アラジン』のアブーのお店です。以前は、ボールを転がしてゴールを狙うゲームなどに挑戦しました。

どこを狙えばよいかがわからないと難しいのですが、方向や結果を言葉で教えてもらえると、次にどうしようかを考えられます。乗り物に乗るのとは違って、自分で手を動かして挑戦する楽しさがあります。

公式掲載のゲーム料金は700円。こちらも別料金で、スタンバイパスが必要になる場合があります。景品やゲームの内容は、その日の案内で確認してください。

ゲームの料金・利用案内(公式)

音声ガイドが使える2つのアトラクション

ピーターパンやソアリンに乗って、「音声で説明があれば」と感じましたが、実はディズニーにも、すでにアトラクションの副音声があります。

使うのは、無料で借りられる「ディズニーハンディーガイド」という端末です。場所や周辺施設を音声で案内する機能のほか、一部のアトラクションに副音声が用意されています。

公式に対象として名前が挙がっているのは、次の2つです。ここからは私の乗車時の感想ではなく、調べてわかったサービスの紹介です。

イッツ・ア・スモールワールド|歌を聞きながら世界を巡る

ピンク、水色、黄色などで彩られた、イッツ・ア・スモールワールドの時計台と幾何学模様の外観
色とりどりの建物が目印。中ではボートで世界各地を巡ります。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーランド/ファンタジーランド/約10分/副音声あり

ボートに乗って、世界のさまざまな地域を巡るアトラクションです。各地の衣装を着た子どもたちの人形が歌い、ヨーロッパ、アジア、アフリカなどの場面を通っていきます。

音楽そのものを楽しめることに加えて、副音声も用意されています。激しい動きが好きではない方や、歌を聞きながらゆっくり過ごしたい方には、こちらのほうが合うかもしれません。公式には、子どもをひざに乗せての利用も可能と案内されています。

どんな内容を、どのタイミングで説明してくれるのかは、公開されている公式ページだけでは詳しくわかりませんでした。音楽と説明の聞こえ方も気になるので、利用するときに確かめてみたいところです。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

ホーンテッドマンション“ホリデーナイトメアー”|副音声の対象は期間限定版

木々に囲まれた赤れんがのホーンテッドマンションと、門の周辺の装飾
ホーンテッドマンションの外観。副音声は「ホリデーナイトメアー」で案内されています。 画像引用:東京ディズニーリゾート(紹介用画像)

東京ディズニーランド/ファンタジーランド/期間限定プログラム/副音声あり

ホーンテッドマンションが、映画『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をテーマにした内容になる特別プログラムです。館の中を乗り物で巡り、作品の世界を楽しみます。

2026年度の実施予定は、2026年9月15日から2027年1月7日まで。いつ行っても同じ内容ではないので、こちらを目当てにする場合は日程を合わせる必要があります。実施期間の公式案内

注意したいのは、副音声があると明記されているのは「ホリデーナイトメアー」のほうだということ。通常版も同じように対応しているとは確認できませんでした。予約や予定を決める前に、来園日の対応を聞いておくと確実です。

音声ガイドがあっても、暗い館の雰囲気や大きな音が苦手な方はいると思います。案内を聞きながら物語を楽しみたいのか、怖い演出自体を楽しみたいのか。好みに合わせて選んでください。

施設の詳しい案内・利用条件(公式)

ハンディーガイドを借りるには

ランドではメインストリート・ハウス、シーではゲストリレーションとパーク・インフォメーションで貸し出しています。無料ですが、本人確認書類が必要です。音声は日本語のみとなっています。

受付では「視覚障害があり、音声ガイドを使いたいです」と伝えてください。同じ端末には聴覚障害のある方向けの字幕機能もあるため、音声を使いたいと伝えるとわかりやすいです。

  • 行く予定のアトラクションで、副音声を使えるか聞く。
  • ボタンの位置、再生方法、音量の変え方を教えてもらう。
  • 聞くために必要な機器や付属品を確認する。
  • 返却する場所と時間を確認しておく。

シーにも貸出場所はありますが、それだけで、シーのすべてのアトラクションに副音声があるということではありません。今回確認した公式案内では、ピーターパンとソアリンの副音声対応は確認できませんでした。

副音声の対象・貸出場所の公式案内

利用者の記事も参考に。ただし、字幕と副音声は別の機能

実際に使った方の話も探したところ、聴覚障害のある「ぽてとがいのち」さんの記事が見つかりました。ウエスタンリバー鉄道で案内が字幕になる様子や、シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジで歌詞が表示される様子が、写真付きで紹介されています。

この記事では、物語や背景を楽しむために端末を役立てていること、貸出時に説明を受けて表示を確かめる流れなどがわかります。ただし、筆者が紹介しているのは字幕機能です。視覚障害者向けの副音声を聞いた感想ではありません。

音声ガイドの詳しい乗車体験談は、今回の検索では確認できませんでした。端末を使うイメージを持つ参考として、ぽてとがいのちさんの記事(2026年5月2日公開)をご紹介します。

地図・待ち時間・同伴者。出かける前に知っておきたいこと

何に乗るかと同じくらい、当日どう動くかも大事です。使えるサポートを知っておくと、現地で困ってから一つずつ調べずに済みます。

触地図や模型で、パークや乗り物の形を確かめられる

東京ディズニーリゾートには、触って施設の位置を確認できる触地図があります。音声説明付きのものは、ランドのメインストリート・ハウスと、シーのゲストリレーションに置かれています。

アトラクションの模型もあり、座席の形や乗り物の特徴を触って確かめられます。初めて乗るものなら、入口で説明だけを聞くより、形がわかると想像しやすいかもしれません。キャラクターの模型も用意されています。

凹凸と点字のある「触地図ガイドブック」や、施設ごとの利用方法を調べられる「インフォメーションブック」もあります。前者は位置関係を知るため、後者は利用条件やサービスを調べるために使い分けるとよさそうです。地図・冊子・模型の公式案内

長い列に並ぶのが難しいときは、DASの相談を

ディスアビリティアクセスサービス(DAS)は、対象の手帳や受給者証を持ち、列に並ぶことが難しい方が、待ち時間を列以外の場所で過ごすためのサービスです。

利用を希望する場合は、対象施設のキャストに申し出ます。登録の際は、対象の手帳・受給者証と、グループ全員のパークチケットを提示します。公式には、長時間列に並ぶことが難しい場合、グループで列以外の場所に待機できると案内されています。

順番を早める制度ではないので、待ち時間はあります。また、その待機中に別の対象施設を利用することはできません。登録した施設を体験してから、次の受付へ進む流れです。

「白杖を持っていれば自動的に使える」というものではありません。暗い通路や混雑の中で長く待つことにどんな難しさがあるか、具体的に相談してみてください。人数の上限なども、DASの公式案内で確認できます。

大人の視覚障害者にも、施設利用時の同伴条件がある

「保護者同伴」と聞くと子どもの話のようですが、視覚障害のある方への同伴条件は、大人にも関係します。

公式では、視覚障害のある方がアトラクション、エンターテイメント施設、キャラクターグリーティング施設を利用するときは、緊急時の避難などを補助できる健常者の同伴が必要とされています。親に限るという条件ではありません。

この記事に出てくるピーターパン、ソアリン、イッツ・ア・スモールワールドなども、この条件を踏まえて予定を立てる必要があります。穏やかな乗り物だから、あるいは副音声があるから、1人で利用できるということではありません。

非常時には階段や狭い通路を通る場合もあります。乗り降りの手助けや避難方法については、各施設のキャストと確認してください。公式にある「キャストが補助できる一部施設では同伴者なしでも利用できる」という例外は肢体不自由の方についての記載で、視覚障害全般への例外ではありません。同伴者の条件に関する公式案内

一方、年齢による条件は別にあり、7歳未満の子どもがアトラクションやエンターテイメントを利用するときは、16歳以上の方の同伴が必要です。子どもの同伴に関する公式FAQ

チケットと、当日持っていくもの

対象の証明書を持つ本人と同伴者1名には、「1デーパスポート(障がいのある方向け)」があります。それぞれ1枚ずつ購入し、同伴者は本人と一緒に入園します。

公式サイトやアプリなどで購入でき、パークのチケット窓口での販売はありません。入園時に必要な手帳・証明書は、コピーではなく原本、または対応する障害者手帳アプリです。購入前に対象の証明書を確認してください。障がいのある方向けチケットの公式案内

ハンディーガイドを借りる方は本人確認書類も必要です。手帳やチケットは、入園後も提示する場面があるので、取り出しやすい場所に入れておくと便利です。

一緒に行く人には、どんな説明がほしいか伝えておく

ガイドさんや家族に説明してもらうときは、「全部説明して」だと、お互いに大変です。何を知りたいかを先に話しておくと、頼みやすくなると思います。

  • 乗る前は、物語の大筋と、どんな動きをする乗り物か。
  • 待ち時間には、建物や衣装など、気になったものの形や色。
  • 体験中は、場面が変わったときに、今どこで何が起きているか。
  • グリーティングでは、写真を撮る向きや、キャラクターのポーズ。

もちろん、ずっと話してほしいわけではありません。音楽を聞きたい時間もあるので、「ここは説明してほしい」「ここは音を聞いていたい」と、その都度伝えられるとよさそうです。

乗車中は大きな音で会話が難しかったり、席が離れたりすることもあります。説明を同行者だけに任せるには限界があるので、やはり副音声が増えると助かるなと思います。

次は、物語ももっと楽しみたい

ディズニーには、見えない私でも楽しめるものがたくさんあります。今回のグリーティングは、まさにそうでした。ミッキーやミニーが自分から触れ合ってくれたことは、また会いに行きたいと思えるうれしい体験でした。

ピーターパンやソアリンについては、少し残念だったという感想も隠さず書きました。今後も映像を使ったアトラクションは増えそうですし、見えない人が置いていかれる感じは、できれば減ってほしいです。

映画の音声ガイドのように、画面の出来事をあらかじめ録音した説明で補えたら。景色や動きがわかって、同行者とも「あそこが面白かったね」と話せる場面が増えると思います。

すでに副音声のある施設もあるのですから、その取り組みがほかにも広がることを期待しています。私も、使えるサービスを試しながら、またディズニーを楽しみに行きたいです。

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