全盲夫婦の結婚式と日常生活|買い物・家事・緊急時の工夫を動画と文章で紹介

全盲夫婦の結婚式と買い物・家事・緊急時の工夫を紹介する記事のアイキャッチ 子育て・生活

今回は、NHKにも出演経験のあるとても面白い視覚障害(全盲)夫婦にインタビューを行いましたので、その様子を動画で公開します!

全盲夫婦ならではの結婚式の話や、買い物での工夫、家事の分担や非常事態に遭遇したときの話など・・・見どころたくさん。

関西弁で話が上手な2人だったので、飽きずに最後まで見てもらえるのではないかと思います。

動画は3本立てです

※動画編集の都合上、一部画面が停止している部分があります。

▼公式ラインの友達登録はこちら▼

With Blind | LINE Official Account
With Blind's LINE official account profile page. Add them as a friend for the latest news.
しんば
しんば

インタビュー動画はWith Blind初めての取り組みだね!

ゆふ
ゆふ

インタビューを受けてくれた2人の話は、見ていて惹きつけられるものがあるよね。

ゆーな
ゆーな

陽介とはどんな関係なの?

よーすけ
よーすけ

まさひろくんは、中高の後輩で昔から面白い人だったんだ!
テレビ出演をきっかけに声をかけてみたんだよ。

スポンサーリンク

インタビュー動画

Part 1:全盲夫婦の結婚式ってどんな感じ?普段の生活はどうしてる?

※動画がうまく再生できない方はこのリンクからご覧ください→https://youtu.be/falMJqRDKQA

動画の中で紹介されていた結婚式でのエピソード。

お肉を切り分けるのは、見えない人だけじゃなくて、見える人にも行ったという配慮。

普段はマイノリティーのわたしたちが、結婚式の主催者になると、こうも中身が変わり、見えても・見えなくても配慮が行き届いたものになるんですね。

彼らとのインタビューを通じて、私自身も気づきがたくさんありました。

Part 2:買い物やショッピングは?家事の分担や工夫点は?

※動画がうまく再生できない方はこのリンクからご覧ください
→https://youtu.be/h6Qkfbn6fVE

今回の動画では、全盲夫婦で出かけるときの話、家の中で大怪我したときの話、買い物で感じていることを彼らなりの視点で楽しく語ってくれています。

一見、もしかすると、夫婦が共に全盲ということで、大変な印象を抱くかもしれません。

しかし、私や彼ら夫婦がこの動画を通じて伝えたかったことは、そんなことではなかったんです。

まず、この動画では、「こんな生活をしている夫婦が世の中にいる」ということをみなさんに知ってもらいたいです。

そして、私からのメッセージでもありますが、夫婦が全盲であったとしても、彼らなりに生活をエンジョイしているということも知ってもらいたいです。

幸せかどうかは、障害の有無ではなく、最終的にはどう生きるのかにかかっているんじゃないかなと気がつかされた時間でした。

よければ、この動画の内容は、皆さんの生活の糧にしてもらいたいと思っています。

Part 3:夫婦のコミュニケーションはどうしてる?緊急時はどうする?活字書類はどうやって理解している?次に挑戦したいことは?

動画最終回ではコミュニケーション方法や、読むことができない郵便物をどのようにして解読しているのかなどを伺いました。

夫婦喧嘩をした際のコミュニケーションのやり取りは、思わず笑ってしまいました。

今回も楽しいインタビューになっていますので、ぜひご覧ください。

インタビューを受けてくれた夫婦の紹介

インタビューを受けてくれたまさひろさんとはるかさん。

動画からも伝わってくると思いますが、とても明るいので、2人と話すだけでこちらも元気がもらえます。

そして、いろいろとチャレンジもしている2人、今後も注目です!

これからも応援しています!!

ところで、コロナが一段落していた2021年夏、2人は念願だった新婚旅行を決行。

7泊8日にも及ぶ壮大な旅の記録をノートとYouTubeの動画にまとめています。

▼ノートはこちら▼

全盲夫婦の新婚旅行シリーズ|ぐっち|note
これは大阪に住むとある全盲夫婦のお話しである。コロナが一段落していた2021年夏、今しかないというタイミングで新婚旅行を決行した。この連載は、7泊8日にも及ぶ壮大な北海道の旅の記録である。動画でも我々の旅の様子を公開中

▼Youtubeチャンネルはこちら▼

Blind Style / 旅と視覚障害
余暇は人生の価値!!「楽しい余暇時間を作ることは、充実した人生に直結する」をモットーに、視覚障害のある当事者が全力で余暇を楽しむ方法を発信!時には仲間と、時には家族で、時には一人もあり。今日も楽しいことを見つけに、白杖片手に街へ出ていきます…
よーすけ
よーすけ

彼も情報発信をしているので、みんなにもみてもらいたいな!
チャンネル登録もよろしくお願いします!

動画を視聴する前に

このインタビューは、全盲夫婦一組の結婚式や暮らしを紹介するものです。視覚障害者の生活や夫婦関係は一人ひとり異なります。買い物、家事、書類確認、緊急時の工夫を知る入口として、3本を順番にご覧ください。

  • 動画のタイトルと内容が対応しているか
  • 字幕・概要欄・チャプターが利用できるか
  • 紹介したサービスや連絡先が現在も有効か
  • 個人の体験をすべての当事者へ一般化していないか

動画を見られない人へ|3本の要点を記事で読む

ここからは、通信量、音声、字幕、再生環境などの事情で動画を見られない人にも内容が伝わるよう、3本のテーマを文章で整理します。発言を逐語的に書き起こしたものではなく、公開動画と元記事で扱われた話題の要約です。まさひろさん・はるかさん一組の経験であり、すべての全盲者や夫婦に共通する正解ではありません。

Part 1の要点:結婚式は「見える前提」を二人らしく組み替える

最初の動画は、全盲の二人がどのように結婚式を考え、日常を送っているかが中心です。結婚式には、会場の移動、席次表、写真撮影、衣装や装花の選択など、視覚情報を前提にした場面が多くあります。しかし大切なのは、できないことの一覧を作ることではなく、「二人と参列者が何を感じ、どんな時間を共有したいか」という目的から方法を選び直すことです。

準備をするなら、会場までの動線を実際に歩く、担当者を固定する、当日の声かけ方法を決める、資料をテキストでも受け取る、料理や衣装は触覚・言葉・香りも使って説明してもらう、といった相談が考えられます。写真も、撮影時の立ち位置や周囲の表情を言葉で伝えてもらえば、後から思い出を共有しやすくなります。

Part 2の要点:買い物と家事は、得意・苦手より「仕組み」で分担する

2本目では、買い物、家事、外出時の工夫が語られます。全盲同士の生活を「誰が助けるのか」という視点だけで見ると、二人が積み重ねた判断や役割分担が見えません。実際の暮らしでは、商品を探す、表示を読む、支払う、食品を管理する、掃除の完了を確認するなど、作業ごとに必要な情報が違います。

場面考えられる工夫確認したい安全点
買い物買い物リスト、店員への案内依頼、商品識別アプリ、ネット注文価格、数量、消費期限、アレルゲン
食品管理置き場所を固定し、触覚シールや音声ラベルを使う開封日、加熱方法、傷み
掃除範囲を区切り、一定の順序で進める洗剤の種類、濡れた床、コード類
外出経路を事前確認し、必要時は駅員や周囲へ依頼する工事、運休、天候、帰路

分担は「夫だから」「妻だから」ではなく、慣れ、体調、時間、支援技術との相性で見直せます。同じ家事でも、片方が下準備をしてもう片方が仕上げる、週によって交代する、外部サービスを使うなど、複数の方法があります。

Part 3の要点:緊急時と活字書類は、平時の準備が支えになる

最終回では、夫婦のコミュニケーション、けがなどの緊急時、郵便物や活字書類の確認、今後挑戦したいことが扱われます。日常の冗談や夫婦げんかも含めた率直なやり取りから見えるのは、障害の有無ではなく、相手へ伝え、聞き、折り合いをつける生活の積み重ねです。

緊急時は、その場の工夫だけに頼らない準備が重要です。スマートフォンの緊急通報、家族や近隣の連絡先、服薬情報、保険証情報、玄関までの避難経路を確認します。出血、強い痛み、意識の異常などがある時は、自己判断で動き続けず119番などへ連絡してください。この記事は医療判断の代わりではありません。

郵便物は、スマートフォンの文字認識、スキャナー、家族や信頼できる人の確認、発行元への問い合わせを組み合わせられます。金融、行政、医療、契約に関する書類は、OCRの誤認識を前提に、金額、期限、名義、振込先を別の方法でも確認します。個人情報を扱うため、オンラインサービスへ画像を送る時は保存・学習利用の条件も確認しましょう。

二人の暮らしから持ち帰れる5つの視点

  1. 一組の経験を正解にしない:見え方、支援技術、家族関係、住環境は人によって異なります。
  2. 目的から方法を選ぶ:「見えないから無理」ではなく、何を実現したいかを言葉にします。
  3. 仕組みにする:物の定位置、役割、連絡方法を決め、記憶と善意だけに頼りません。
  4. 助けを具体的に頼む:範囲、方法、終了条件を伝えると、支援する側も動きやすくなります。
  5. 楽しさも暮らしの一部:問題や配慮だけでなく、旅行、会話、挑戦、笑いも二人の日常です。

結婚式場や店舗など、受け入れる側にできること

  • 本人へ直接、必要な案内方法を確認する
  • 「付き添いがいるから大丈夫」と決めつけず、情報を本人にも伝える
  • 方向は「あちら」ではなく、時計の位置、左右、距離で具体的に説明する
  • メニュー、予定表、契約書を読み上げ可能なデータでも用意する
  • 白杖や持ち物を無断で動かさず、動かす時は本人に伝える
  • 写真や動画を公開する場合は、用途と範囲について同意を得る

本人に「何ができないか」を尋ね続けるより、「この場面ではどんな情報があれば選べますか」と聞くほうが、対等な対話になります。

よくある質問

全盲同士で家事はできますか?

できます。ただし方法や必要な支援は人それぞれです。定位置、触覚・音声ラベル、スマートフォン、家電の音声操作、家族や外部サービスなどを組み合わせます。

買い物で店員へ案内を頼んでもよいですか?

必要な商品や案内方法を具体的に伝えて相談できます。混雑時などすぐ対応できない場合もあるため、待ち時間や対応可能な時間を確認するとよいでしょう。

動画の内容が全盲者全体を表していますか?

いいえ。まさひろさんとはるかさんの経験です。共通する工夫は参考にしつつ、本人ごとの選択や違いを尊重してください。

まとめ|「大変そう」だけでは見えない、二人の日常

3本の動画を通して伝わるのは、全盲夫婦の生活を特別な美談や苦労話に閉じ込めないことです。結婚式を考え、買い物や家事を分担し、けがや書類に対応し、時にはけんかをしながら次の挑戦を話す。その一つひとつは、方法に違いがあっても多くの夫婦の日常とつながっています。

動画を見た後は、「自分ならどう助けるか」だけでなく、「本人が選べる情報や環境になっているか」を考えてみてください。二人の明るさの背景には、工夫、対話、準備、周囲との協力があります。それを具体的に知ることが、視覚障害のある人とない人が一緒に暮らしやすい社会への一歩になります。

二人暮らしを始める前の実践チェックリスト

視覚障害のある二人が同居や結婚生活を始める時、最初から完璧な分担を決める必要はありません。次の項目を一度話し合い、生活しながら更新してください。支援者や家族が関わる場合も、本人二人の希望を中心にします。

  • 玄関と鍵:鍵、白杖、靴、宅配物の置き場所を固定したか
  • キッチン:包丁、加熱器具、洗剤、食品の区別と使用後の戻し方を決めたか
  • 薬と健康:薬を識別でき、互いの持病・アレルギー・緊急連絡先を確認したか
  • お金:日常費、固定費、臨時支出をどの方法で記録し、二人で確認するか
  • 郵便物:未確認、対応中、保管、廃棄の置き場所を分けたか
  • 外出:よく使う経路、タクシー、近隣の避難場所、災害時の集合方法を確認したか
  • デジタル:スマートフォンの読み上げ、OCR、共有カレンダー、買い物リストを双方が使えるか
  • プライバシー:書類や画面の確認を他者へ頼む時、どこまで共有してよいか決めたか

特に「物を使った人が元の場所へ戻す」は、安全と自立に直結します。善意で片づけた物でも、本人へ伝えず場所を変えると、転倒や紛失につながることがあります。来客や家事支援者にも、動かした時は位置を言葉で伝えてもらいましょう。

意見が食い違った時の話し合い方

家事や支援の方法は、慣れているやり方が互いに違うと衝突しやすいテーマです。「あなたはいつも戻さない」のように人格を主語にせず、「昨夜、調味料の場所が変わっていて朝の調理に10分かかった」のように事実と影響を伝えます。そのうえで「右側の棚へ戻す」「動かしたら共有メモへ音声入力する」など、次に試す行動を一つ決めます。

二人だけで決められない時は、家族、相談支援専門員、生活訓練の支援者などに、どちらかの味方ではなく仕組みを一緒に考える役割を頼む方法もあります。大切なのは、片方だけが我慢して成立する生活にしないことです。

スポンサーリンク

記事を読んだ次の一歩へ

With Blindは、「見えても、見えなくても」を合言葉に、視覚障害のある方と、その家族・友人・支援者・職場の方に役立つ学びとサービスを届けています。目的に合うものから、ぜひご利用ください。

視覚障害に配慮された環境で学びたい方へ

オンラインスクールWith Blindでは、仕事、生成AI、暮らしなどをテーマに、視覚障害のある方が参加しやすい講座を開催しています。募集中の講座や学習内容をご覧いただけます。

オンラインスクールを見る


外出・暮らし・仕事の支援を、もっと身近に

白杖を持つ視覚障害のある男性が、女性ガイドと明るい街路を歩くVisionGuideのイメージ

VisionGuideは、支援を必要とする方と、資格や経験を持つガイドをつなぐサービスです。買い物や通院などの外出、調理や整理などの暮らし、通勤や資料確認などの仕事に関する支援を依頼できます。

利用者とガイドを全国で募集中です。対象地域や利用方法を確認し、ご希望の立場からご登録ください。

支援を利用したい方
ガイドとして活動したい方

VisionGuideの詳しいサービス内容を見る


視覚障害への理解を広げたい方へ

With Blindのブログでは、視覚障害のあるメンバー自身が、日常の工夫や仕事、外出、周囲に知ってほしいことを発信しています。「見える人へ」の記事も、家族・友人・同僚の方と一緒にぜひお読みください。

「見える人へ」の記事を読む

役に立った記事は、身近な方への共有やSNSでの紹介にご協力ください。その一回の共有が、必要としている方へ情報が届くきっかけになります。

この記事を書いた人
ようすけ

With Blindの視覚障がいがある、ちょっと面白い(本人談)男性

年齢:30代
出身地:大阪府
好きなもの:アイス、ポテチ、揚げ物、カルピス(←そのためちょい太りぎみ)

中学生の頃、病気で目が見えなくなるが、その後1人で世界一周旅行をするなど、人生をenjoyしている。
普段はブラインドサッカーを楽しむ。
夜は10時に寝て朝5時に起き、出勤途中でスタバでコーヒーを飲むという、なんちゃっておしゃれを楽しんでいる。

ようすけをフォローする
友だち追加
子育て・生活活躍する人視覚障害
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました