モノポリーは、カードや盤面へ点字・触覚マークを加え、ゲームの状況を声で共有すれば、視覚障害者と一緒に楽しめます。この記事では実際に市販品を加工して遊んだ方法と、失敗しにくい準備を紹介します。
点字モノポリーを作る前のチェックリスト
- 所有地カード、チャンスカード、共同基金カードを点字で区別する
- 紙幣は金額ごとに向きや収納場所を決める
- コマと家・ホテルを触って区別できるものにする
- 盤面のマス位置がずれないよう、滑り止めや浅い枠を使う
- 銀行役は残高、所有地、家の数を声で共有する
- 点字を読まない人には音声や読み上げアプリを用意する
ゲーム中に共有すると分かりやすい情報
- 止まったマスの名前と種類
- 購入価格、家賃、支払後の残高
- 誰がどの土地を所有しているか
- 家・ホテルの数と交渉内容
- 次の人の名前と現在の手番
点字シールは便利ですが、カードを重ねたときに厚みで種類が分かってしまうことがあります。勝敗に影響するカードは、全て同じ位置へ同じ大きさで貼るのがポイントです。点字を付けること自体を目的にせず、参加者全員が自分で情報を確認して交渉できる状態を目指します。
アメリカで生まれたボードゲーム『モノポリー』
でも、点字対応しておらず、視覚障害者が遊びづらい…
そこで、「モノポリー」に点字をつけ、バリアフリー化!
作業はちょっと大変だけど、一度付けてしまえばいつでも遊べて便利でした♪
ボードゲームは点字に対応しているの?

(友人)
みんな「モノポリー」っていうボードゲーム知ってる?
投資とかお金の流れが遊びながら学べる、超おもしろいゲームだからぜひみんなでやりたいんだけど・・・

え!それ面白そうだね!ぜひやろうよ!
(ネットで調べるよーすけ・・)
あ、でも点字付きのモノポリーって売ってないんだ〜

(友人妻)
それって、自分たちで作っちゃだめなの?
点字のシールとか貼ればできるんじゃない?

(妻)
点字シールの機械、うちにあります!
作ってみましょう!
トランプやUNO、花札など点字付きのゲームは販売されていますが、残念ながらまだ一部のよう。
モノポリーも、点字には対応していないみたいですね。
販売していないならば作ればいい!ということで、With Blindメンバーで点字付きモノポリーを作ることにしました♪
今回私たちが遊んだモノポリーはこちらです。

ハズブロ ボードゲーム モノポリー クラシック C1009 正規品
一番スタンダードなタイプなので、誰でも遊びやすいですよ!
ONE PIECEなど、人気アニメ版のモノポリーもあるので、お好みで選んでくださいね。
また、視覚障害者でも遊べるゲームは、日本点字図書館「わくわく用具ショップ」にて販売しているようなので、チェックしてみてください!▼▼
http://yougu.nittento.or.jp/category124_124.html点字付きモノポリーを作ろう!
点字をつけるカードの選定
モノポリーは数種類のカードを使用しますが、私たちは個々が手持ちとして使うカードに点字をつけることにしました。
<点字をつけたカード>
・お金カード障害
・権利書カード障害※権利書の名前、色、同色の枚数、抵当金額
・刑務所釈放カード障害
お金カードは、点字が貼っていないものが1ドル札、それ以外には点字をつけるという分け方にしました。
手作業で点字をつけていきます。

権利書は情報量が多く、内容を全て記載することが困難なため、名前、色、同色カードの枚数、抵当金額のみを点字で貼りました。
レンタル料や家1件あたりの金額は他参加者が読み上げ、サポートすることに。

また、チャンスカードと共同基金カードも、参加者が内容を読み上げることにし、手持ち札として所持できる「刑務所からの釈放カード」のみ点字をつけます。
それぞれ、張る場所を統一すると読みやすくなりますよ!
点字シールの貼り付け作業
カードを選定したら実際に点字をつけていきます。
今回は、点字用の専用PCと印刷機を使用して、点字シールを作成していきました!
〜点字シール作成〜
①点字にするワードを読み上げてもらい、点字用PCにて点字を打つ

②必要枚数分を、点字用印刷機で専用シートに印刷

③印刷した点字シールを読みとり、該当のカードへ貼りつける
なかなか地道な作業・・・
点字シールは突起の形が崩れないよう、かなりしっかりした作りなので、剥がすのにも一苦労でした。(汗)
でもこれも、バリアフリーのための一歩。
複数名で作業を進めると、スムーズですよ♪
点字モノポリー、いざ実践!

(妻)
シール貼り、終わったー!!
早速やってみましょう!

みんなありがとう!これで俺もプレーできる♪
この作業を通じて、「点字」を身近に感じてくれたら嬉しいかも(笑)


(友人)
げ!よーすけがホテルを建てた土地に止まってしまった・・・
破産だ(涙)

(友人妻)
交渉も頭使うし、性格も出ておもしろいね(笑)
1ゲームは約60分〜90分くらいかかるとされていますが、実際にはもっと長く続く場合が多いです。
私たちでも、1~2時間くらいは続けていました!
ゲームのバリアフリーも考えてみよう
点字シールの作成や貼り付けは手間はかかりますが、見えても見えなくても一緒に遊ぶためには必要な作業。
ゲームもバリアフリーになり、一緒に遊べることは嬉しいし、大切ですね♪
まだまだ、点字付きゲームは一般的ではないものの、見える人にとってはゲームを楽しめキッカケになり、みえない人も楽しめる。
様々なボードゲームがバリアフリー化したら嬉しいですね!
見えても見えなくても関係なく、ゲームを楽しめる世界へ・・・
こんなゲームも面白いよ!など、おすすめゲームがあればぜひ教えて下さい~♪


