この記事でわかること
Instagramの代替テキストとは何か、視覚障害者が写真の内容を知る仕組み、投稿者が画像をわかりやすく伝えるためのポイントを解説します。
Instagramは写真や動画が中心のSNSですが、代替テキストとスクリーンリーダーを組み合わせることで、見えない人・見えにくい人も画像の内容を知ることができます。
この記事では、With Blindが実際にInstagramを使った体験をもとに、自動代替テキストと投稿者が入力するカスタム代替テキストの違いを紹介します。アプリの画面や機能名は更新される場合がありますが、画像の目的や大切な情報を言葉で補う考え方は変わりません。
With BlindでSNS、始めてみました

(友人妻)
私たちがはじめたブログとか、普段何気なく楽しんでいることって、もしかしたらいろんな人が知りたいと思っていたり、シェアすることで楽しんでもらえる情報なのかもしれないよね。
InstagramとかX(旧Twitter)でも発信してみるのってどう思う?

(妻)
いいと思います!
やってみたいです!

X(旧Twitter)はやってるけど、Instagramってやってないな…。

(友人妻)
確かに写真とかがメインだから、見えないとどうするんだろー。
1人でも多くの人に記事を読んでもらいたい、私たちが感じたことをシェアしたいと思い、With BlindとしてX(旧Twitter)とinstagramを開設しました!
X(旧Twitter)↓
instagram↓
フォロワーさん募集中なので、SNSもぜひ覗いていただけると嬉しいです。
そして実際に開設してみて、SNSの意外な機能に気付きました!
Instagramの代替テキストとは
代替テキスト(altテキスト)とは、画像の内容や目的を言葉で説明する文章です。VoiceOverやTalkBackなどのスクリーンリーダーを使うと、画面上の文字とともに代替テキストが音声で読み上げられます。
自動代替テキストとカスタム代替テキストの違い
- 自動代替テキスト:InstagramのAIが画像に写る物や場面を推測し、説明を自動生成します。
- カスタム代替テキスト:投稿者が画像ごとに説明を入力します。店名、人物の表情、画像内の文字、投稿で伝えたい意図など、AIだけでは判断しにくい情報も補えます。
Metaは2018年にInstagramで自動代替テキストとカスタム代替テキストの提供を発表しました。その後も自動認識は改善されていますが、誤認識や重要情報の抜けが起こる可能性があります。伝えたい内容がある写真には、投稿者がカスタム代替テキストを書くのが確実です。
公式情報:Instagram「代替テキストのサポートによるアクセシビリティの向上」
自動認識だけに任せないほうがよい理由
画像認識AIは、写っている物を大まかに説明できても、写真の文脈や投稿者が伝えたいポイントまでは正確に判断できないことがあります。たとえばクレープの写真を「バナナ、加工した木材、皿」のように読み上げ、料理名や店名が伝わらない場合があります。
Metaは2021年に自動代替テキストが認識できる概念を大幅に増やしたと発表しました。一方、顔認識技術の利用縮小に伴い、自動代替テキストは写真に人物がいることを認識しても、人物名は含めないと説明しています。古い紹介記事にある「友達の名前を自動で読み上げる」という情報は、現在の仕様説明とは異なります。
参考:Meta「Using AI to Improve Photo Descriptions for People Who Are Blind and Visually Impaired」
Instagramで代替テキストを追加する方法
新しい投稿に追加する手順
- 通常どおり写真を選び、編集画面を進みます。
- 投稿前の画面で「詳細設定」または「その他のオプション」を開きます。
- 「アクセシビリティ」にある「代替テキストを書く」を選びます。
- 画像ごとに説明を入力し、「完了」を選んで投稿します。
パソコン版では、投稿作成画面の「アクセシビリティ」を開いて画像ごとに入力します。アプリのバージョンや端末によって項目名や位置が変わる場合があります。
投稿済みの写真に追加・修正する手順
- 対象の投稿を開き、メニューから「編集」を選びます。
- 「代替テキストを編集」または「アクセシビリティ」を開きます。
- 説明を入力・修正し、「完了」で保存します。
伝わる代替テキストの書き方
- 結論を先に:何の写真かを冒頭で伝えます。
- 重要な文字を含める:画像内の日時、価格、会場名など、投稿を理解するために必要な文字を書きます。
- 文脈に合わせる:同じ写真でも、旅行記と商品紹介では必要な説明が異なります。
- 見た目だけで判断しない:人種、障害、性別、感情などを根拠なく推測しません。
- キャプションとの重複を減らす:本文に書かれている情報を繰り返すだけでなく、画像からしか得られない情報を補います。
例:「写真」だけでは内容が伝わりません。「木製のテーブルに置かれた、バナナとチョコソースのクレープ。白い皿の右側にフォークがある」のように、投稿の理解に必要な情報を簡潔に書きます。
ハッシュタグや絵文字を大量に並べると、スクリーンリーダーでは一つずつ読み上げられ、内容を追いにくくなることがあります。ハッシュタグは必要なものに絞り、複数単語は「#WithBlind」のように単語の先頭を大文字にすると区切りを認識しやすくなります。
まとめ|写真の大切な情報を言葉でも伝えよう
- 自動代替テキストは、AIが画像の内容を推測して読み上げる仕組みです。
- カスタム代替テキストは、投稿者自身が写真の目的や重要な情報を伝えられます。
- 画像内の文字、人物の様子、場所、投稿の意図を簡潔に書くと伝わりやすくなります。
自動認識だけでは伝わらないこともあります。With Blindでも、見えても見えなくても情報を受け取れるよう、画像の内容を言葉で補いながら発信していきます。
参考:Meta「Using AI to Improve Photo Descriptions for People Who Are Blind and Visually Impaired」


